[2002.04.27]
  隔絶のうねりに


 ▼「ナップスター革命」に匹敵する「ウェブログ革命」(WIRED NEWS)
  http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20020423206.html


 音楽は最初に過ぎない。出版も動画も,うねりに飲まれていく。

 ウェブログはメディアの世界を変える。人々はワシントン・ポストやナショナルレビューといった新聞・雑誌の権威を疑うようになっており,ウェブログの方が信頼にたる場合もある。ジャーナリズムは編集者と出版者,広告主という過程によってゆがめられるが,ウェブログはそれらを軽々と迂回する。ナップスターは音楽に革命を起こしたが,ウェブログは出版に革命をもたらす。

 毎日毎日鬼の首を取ったように音楽産業をあげつらっているが,それは音楽産業がこれまで働いてきた悪事のつけを払わされているだけで,同じ動きは出版にも及ぶ。新聞も雑誌も本も,すでになんの存在価値があるだろうか? 現在のネットワーク上の情報に対して優位点など,ない。

 でも新聞社や出版社はよくやっていると云っていい。新聞社・出版社がウェブへコミットしている度合いを考えたら,音楽産業なんてなにもしていないに等しい。それどころか邪魔をすること,罠をはめることにしか精を出せないのだから死んでもらった方がいい。やがて,新聞社・出版社にも変革のときは訪れる。著作権を維持することなどできず,消費者からお金を取るのが難しいこの世界で生きるためには,大きく変わらなければいけない。ただでさえ,記事にあるようなウェブログの優位性が感じられるのだ。並大抵のことではないだろう。これまで築いてきたものは役に立たない。新聞社・出版社が,真摯にネットワークで生きる術を考えられるか,お手並み拝見だ。


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